概要 overview
定量的EEG(QEEG)と誘発電位、または事象関連電位(ERP)は、精神障害の診断と標的療法をサポートするための貴重な研究ツールです。バイオマーカーを使用して脳障害を分類し、より個別化された補助診断を可能にする方法を学びます。
コースに参加すると、次のことができるようになります。
定量的EEG(QEEG)と誘発電位(ERP)の分析を紹介し、これらの分野の初心者を対象としています。ブレインマップを使用し、EEG / ERPデータを規範的な神経正常人データーベースと比較することにより、脳の機能障害を特定します。実習では、独自のEEGおよびERP(WinEEG形式でデータが利用可能な場合)を分析するだけでなく、さまざまな臨床例を分析する機会があります。私たちはEEG / ERP分析とHBIデータベースのためのすべてのソフトウェアを提供します。
参加対象者:
臨床医、研究医、臨床心理士、看護師、臨床検査技師、臨床工学技士、理学療法士、作業療法士など
講師 lecturer
ジュリ・クロポトフ教授
ソビエト連邦国家賞受賞者、ロシア科学アカデミー人間脳研究所所長、ノルウェー科学技術大学トロンハイム校教授
Juri Kropotov教授は、定量的EEG、誘発電位、神経生理学、神経療法の分野で世界的に有名な一流の科学者です
授業内容 content
-
脳リズム生成のニューロンの基礎
-
EEG記録とモンタージュの方法の紹介
-
EEGデータのソフトウェアベースのアーチファクト補正と独立成分分析(ICA)
-
目視検査と自動化ツールによる病理学的EEGパターンの識別
-
ブレインマッピング
-
EEGデータと健康な人間の脳の規範的なデータベース(HBiデータベース)との比較
-
健康な集団および脳障害におけるQEEGバイオマーカー
-
誘発電位(ERP)の紹介
-
ERPコンポーネントと脳システムの機能との関連
-
ERPバイオマーカーによる脳障害の診断のサポート
-
ニューロセラピーの方法の紹介
-
レポートの作成と解釈
コーステキスト解説と実践の2つの部分で構成されます。
午前の部:コーステキスト解説
Normative databaseから取得したQEEG/ERPに関する分析アルゴリズムの基礎的な講義
午後の部:QEEG/ERP /Loreta解析のソフトウエアを使用した実践練習
ソフトウエアの解析を方法に関する実践をオンライン上で学ぶ事が出来ます。
参加者のパソコンでの操作をしながら実際の手順を学ぶ事が出来ます。
下のスライドをご参照ください。講義で使用される日本語テキストの内容の一部を確認する事が出来ます。
認定証 Certification
コース終了後、修了認定証を受け取ります。
参加者は、修了証明書を受け取るために、4日間の全てのコースの受講が必要です。
タイムスケジュール Time schedule
講義の時間はスイスのCET:Central European Timeに基づいていますので時差にご注意下さい。
【2021年 春 第1回目:QEEG/ERPベーシックコース(4日間)】
一日目:2月27日㈯
二日目:2月28日㈰
三日目:3月06日㈯
四日目:3月07日㈰
【2022年 秋 第二回目QEEG/ERPベーシックコース(4日間)】
一日目:11月06日㈯
二日目:11月07日㈰
三日目:11月13日㈯
四日目:11月14日㈰